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保存行き届いた古文書
元禄七年(一六九四)、本要寺境内に建設された 宝蔵には、秀吉の免租の制札(天正八年正月 十七日)と、農民の年貢減免、日役禁止の 藤吉郎名の制札(同年二月三日)のほか 絵地図など多数の古文書類が収められています。 昭和二十七年に永島福太郎博士の手で 閲覧記録「三木町有古文書」として まとめられました。永島博士は、「古くから町有の 蔵として、このような保存がされているのは全国でも まれなことです。」と我々の祖先の業績を激賞されて います。
古文書の中には、蕪村らと並ぶ天明中興の俳人の 一人で、加古川で死去した松岡青蘿が三木の 十河氏に贈った「蛙水」の俳号の直筆免許状など 珍しいものもありますが、この号は、 芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」からつけられたと いうものです。
宝蔵は市有財産で、以前は本堂に面して 建っていたのですが、県道敷設で終戦後に 本堂横に移転しました。
なお三木市では、貴重な古文書を書籍に して発刊を続けています。 |
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